母はそもそもは悲観主義、心配性、怒ってばかりの印象でした。なのでうまく付き合えなかった。ボケてから笑顔が多くなり、若い頃には見られなかった笑顔をするようになった。心配なことを覚えてられないのがかえっていいのでしょう。今は私の顔を見ると笑顔になって楽しそうにするので、一緒にいるのが楽しい。私は子育てをしたことはありませんが、子供の笑顔に助けられるっていうのはこういうことなのかなと思っています。
介護は大変という一言で語られることが多いけど、そう単純なものでもない。施設に入れると連絡が来た時もちょっと複雑な気分でした。入れたい時に入れられるわけではない今の日本の現状では、現状維持を選択するにはおそろしく、決めるしかないのでしょうが、コロナで面会ができなくなってしまうので、今生の別れ的な気分でもあります。
この笑顔を見ていられるのはあと1ヶ月位でしょうか。
お母様との貴重な思い出を共有させていただきました。わたしの母は今年の新春二日の未明に安祥として逝きました。その以前1年弱、病いが徐々に進行し、併せて認知症も患いました。Necoさんの文章を読みながら、そのことを想起してました。お母様と大切なお時間をお過ごしください。